僕らの街

ねぇ、君は今 どこに居るかな

宙（そら）に問いかければ 白い息

もうじき、雪が降るよ

耳元で雪虫たちがそう告げていく



渡り鳥のように春に向かって飛び去った君を

私は追いかけることをしなかった

必ず、戻ってくる。

君のその言葉を信じて

私は この街で待っているよ



あのとき 幸坂を上ったふたりの心は

確かに ひとつだったから

どんなに距離がひらいても

心はちゃんと ここにある



ねぇ、そこからも 星は見えるの？

木枯らしに思えば 流れ星

今でも、見上げてるの？

焦っては転んで うつむいているのかな



そろそろ、ブーツを出さなくちゃ

去年 君が選んでくれたお気に入り

ヒールが低いのばかり選んでいたけれど

追い越したりしないから 大丈夫だよ

この距離が 私にとっても心地良いから



これまで 近すぎて忘れていた 互いの大きさ

ふたりは ひとつだったから

離れて気づく愛しさに

今はひたすら 会いたくて



旅立つ君の背中を見ていた 私とこの街

想いは ひとつだったから

どんなに日々が過ぎようと

居場所はちゃんと ここにある



私も 僕らの過ごしたこの街も

君の「ただいま」を待っているよ











***




故郷をおもって書いた歌詞。

自分のふるさとの街が大好き。

別れも出会いもたくさんあった場所。

たとえば生まれ育った場所じゃなかったとしても、

きっと、自分を待っててくれる人がいるところが、故郷なんだとおもう。


よかったら、ぽちんとお願いします。


にほんブログ村

いちばん星

光を引き出す闇夜に包まれて
幾つもの星が瞬いている
呼応しあい 共鳴しあい
お互いを照らし出すように

私の空に灯っている



あの中のどれかに あなたもいるのかな

きっと星になったって 私をいちばんに想ってくれてるんでしょう

あなたは今も昔も 私のいちばん星

だから私は しゃがみこんでも

空見上げて、そこにあったあなたの無償の愛を抱いた



飛び立ってみせる 星すら手が届きそうなほど

求める強さがそこにあるから

何度だって 地べた蹴り上げて

足もとは いちばん星が照らしてくれる



未来に導く星影踏みつけて

壊しては道を見失ってた

焦っては傷つけ 傷つき

涙の星を流してきた



その星のすべてが 私の空照らし

今に辿り着いたって思えるところまで ようやく歩いてこれたね

あなたはこれから先も 私のいちばん星

ならば 私は光輝き

空の下で、星になったあなたのいちばん星になろう



飛び去っていくの 狭くて愛しい鳥籠から

望んだ未来を手にするために

いつだって 鍵は開いていた

空ならば 翼を広げるのを待ってる



後悔ばかりの過去も これから輝く私のための夜空にして

そこに散りばめていく 夢も恋も幸せも



飛び立ってみせる 星すら手に掴めそうなほど

求める自分がそこにいるから

どこへだって 夜空すら越えて

飛び立とう まだ見ぬ広い空のもとへと

行く先がどこへ続いても

この空も いちばん星も

私の中に











***




曲は未だなし。

とても大切な歌詞だから、大事に局をつけていきたいな。


俯いていた視線を上げれば、

握り締めていた拳を解いて伸ばせば、

目に見えるところに
手の届くところに

再び歩きはじめる、そのスタートを切るための扉は存在していたんだ。

決意、ゆらぎ、繰り返しながら
それでも、前に進んでいこう。

進みたいと、なによりも自分が願っているから。


よかったら、ぽちんとお願いします。

にほんブログ村